マリーガルカウンセリングへの思い

マリーガルカウンセリングとは
マリーガルカウンセリングとは、結婚前に法的な助言を含むカウンセリングと夫婦間の規約を形に残すことを含めたカウンセリングのことを言います。
自閉症スペクトラム(アスペルガー、ADHDを含む)、パーソナリティ障害、 モラハラ、DVなどを持つ方と、その配偶者(カサンドラ症候群)のご夫婦方たちに対して円満カウンセリングを行い、 結婚とはなんなのか?離婚となってしまう理由は?と悩む方々へ、 法律に強い心理カウンセラー久遠ナオミ独自のカウンセリング方法によるアドバイス、 助言、トレーニングを行いながら支援していくものです。
まずは、結婚前、結婚後カウンセリングとは何かを理解した上で「マリーガルカウンセリング」を行ってほしいと思います。

本のご紹介

私がマリーガルカウンセリングを行おうと思った経緯は、当所でのカウンセリング、 法律事務所内での弁護士と共に行っている離婚のカウンセリングをしてきた中で、 何とか夫婦が離婚にまで至らないように、事前に私の出来ることはないか? と、ずっと考えてきたことにあり、これを形にしました。
私の中では、離婚は非常にもったいない事と思っています。
なぜなら、お子様のいるご夫婦の被害者はお子様だからです。
離婚は親権から始まり、
夫婦財産分与、不倫であれば慰謝料請求など大変な決め事が待っています。
離婚協議でまとまらなければ、調停、調停でまとまらなければ、裁判と進み、
時間、金銭を費やし、かつて愛しあった夫婦が憎しみ争うことになるのです。
権問題で争う時は、本当に心が痛みます。
お子様は、どんなに悪い父親、母親でも、たった一人の父親、母親のことが大好きなのです。
両親の喧嘩や言い争いなど見たくないですし、悪口など聞きたくないのです。
子供たちは、そんなご両親に気を遣い、顔色を伺い、どちらの味方をしていいのか?判らなくなります。
そのような事案にぶつかる時、私はいつも思います。
『どうして、神様は一生添い遂げることが出来る夫婦にだけ、
子供を授けないのだろう』と…
私の思いを形にしてくれている大好きな本があります。
その本のタイトルは『小さな、小さな王様』といいます。
現代を生きている私たちに対して、考えさせられる、心に響く会話、
内容が短い文章の中にたくさん詰まっています。
その本の中に、私の一番の願い思いが、そのまま反映されている文章があります。
それは王様の世界の子供の授かり方です。
この本から抜粋した主人公と王様の会話を掲載します。


私たちの世界もこのような形で子供を授かることが出来たら、このように神様に試された二人なら、
どんな障害や、大変な未来が起ころうと夫婦一緒に乗り越えていけるのではないのだろうかと思います。
私は結婚した二人が離婚の道を選ぶことのないように、結婚とは責任と義務が発生するということを学んでほしいと願い、
マリーガルカウンセリングを行っていくことに決めました。
マリーガルカウンセリングは、結婚前に結婚とは何かを学び、結婚や相手への不安を解消するためのカウンセリングです。
これはこれから結婚を迎えるカップルに受けていただきたいです。
また、結婚後の夫婦カウンセリングは二人のすれ違い、離婚を考えるほど悩む出来事が起きてしまったときや、 どうしても理解出来ない自閉症スペクトラム(アスペルガー、ADHDを含む)、パーソナル障害、精神疾患をもってしまった方、 そのような方々を配偶者にもってしまった結果、カサンドラ症候群に陥ってしまった方たちなどの夫婦関係の修復や向き合い方を、 第三者の介入のもと、カウンセリング、アドバイスを実施することで夫婦関係の構築を行っていきます。
また、法律家の力を借りて、結婚前には婚前での夫婦財産契約、結婚後の夫婦には、夫婦財産管理に関する覚書などの作成も、
ご希望があれば、行っていきます。
その時は、カウンセラーも立ち会い、お二人が揉めることのないご提案をさせて頂くつもりでおります
横浜にお越しになれない全国でお悩みやご不安をお持ちの皆様には、マリーガルカウンセリングセクション書式を郵送して、
お二人で埋めて頂いた書式の回答をご返送頂ければ、カウンセラーからの電話アドバイスを受けられるシステムを取り入れました。
末長く安定したご結婚を迎え、これから続くご結婚生活を、当所が見守っていきたいと思います。
マリーガルカウンセリング
(結婚前・結婚後)について
マリーガルカウンセリングとは、結婚前に法的な助言を含むカウンセリングと夫婦間の規約を形に残すことを含めたカウンセリングのことを言います。
カウンセリングとは何かを理解した上で「マリーガルカウンセリング」を行ってほしいと思います。

結婚前のマリーガルカウンセリング
アメリカでは夫婦関係をよりよいものし、実質的に離婚の危機を減らすために 結婚前カウンセリングを法律で義務付ける動きがあります。
また、結婚前カウンセリングを宗教的に義務付けている教会で結婚式を挙げる人も多く
、結婚前カウンセリングを受けないと婚姻届けが受理されない市もあるほど、
その必要性が重視されています。お互いの好きという気持ち、
もっと一緒に居たいという気持ちだけでは上手くいかないのが結婚です。育った環境の違う者同士が、
一つ屋根の下で共同生活を将来に亘ってしていくのです。
どんな職業にも必要とされるルールや技術、
知識があり、これを学ぶことが求められます。そのため、トレーニングや研修を重ね研鑽していきます。
これと同じく、結婚にもルールや技術、知識が必要とされますし、かつ、トレーニングや研修とともに忍耐や学びも必要になります。
夫、妻、親としての役割を果たさなければなりません。事前に結婚とは何かを正しく知ること、
そして学び、話し合っておくことが離婚回避のために重要になっていきます。
私は年間300件以上の夫婦円満カウンセリング、離婚カウンセリング行っています。
近い将来、日本も離婚大国と呼ばれる日が訪れるのではないかと・・危惧している毎日です。
これから結婚される方たちの中には、周囲の離婚に戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか? いざ自分たちが結婚となったときに「この人と上手くやっていけるだろうか、 将来、自分たちは離婚にならないだろうか」と、漠然と不安になってしまうカップルもいらっしゃいます。
また、何年も愛を育んできたカップルでも、いざ、「結婚」を意識し始めた途端、
相手の性格、生活習慣、経済力、家族・親戚関係、借金や相続問題、転職や失業、相手の病気、親の介護など・・
今まで触れずにきたさまざまな問題が、「これからは自分のことにもなる」と思うと
急に不安になる方も多いのではないでしょうか?結婚とは血縁関係になるということです。
お互いの疑問に思っている事柄や、気になっている部分や知りたいことを心の隅にしまい結婚に踏み切ってしまったら、
後々「そんなこと知らなかった」「こんなはずじゃなかった」と揉める原因になります。

「揉める原因」を減らすために、結婚にあたっての知識や常識を学び、
「二人だけで話しにくい事柄」をクリアにした上で、婚前契約を形にしていくというのが「結婚前マリーガルカウンセリング」です。
法律に強いカウンセラーを交えて、結婚とは何か?を学び、相手に対して不安なこと、
聞きたくても聞けない事柄をエテルノ独自のセクションを使用して、二人に起こりえる問題を解決していきます。
また、しっかりとした法律的な観点からのアプローチをご希望されます方には、
弁護士による相談、契約書作成をご紹介いたします。
結婚前マリーガルカウンセリングは第三者に間に入ってもらうことによって、
二人だけでは掘り下げて話せなかった、必要な話し合いのキッカケを作ることを目的とします。
まず、お互いの価値観をすり合わせることから始めます。親、経済面、家、子供、さらには性のことまで、
どちらかが少しでも感じている問題や不安要素は、全て結婚前に話し合っていきます。
カウンセリングという行為は、日本ではまだ米国ほど根付いていない文化ですが、離婚カウンセリング、
相談で得た豊富な事例を参考に、結婚前にできることを網羅した婚前契約を形にしていきます。
安易な結婚、離婚は身体的にも経済的にも大きなダメージを与えてしまいます。
さらに、お子様がいての離婚となると、幼く敏感なお子様、 全てを理解してしまう年齢に達したお子様の心に大きな傷を残し、 人生を変えてしまうことにもなりかねません。
そういったことを防ぐべく、カウンセリングによって
「結婚には『相手や子供の人生に責任をもつ』という決意が必要だ」ということを、
互いにきちんと確認して頂きます。
クライエント様からは「相手のことを変えてほしいという思いばかりで、
自分のことを変えて行こうという努力をしませんでした」「自分の思考、視点を変えて、
相手を理解することで楽になるということを学びました」とのお声も頂いております。
「結婚前マリーガルカウンセリング」によって、「結婚することの重み、 家族になるという責任を自覚すること」が、その後の長い結婚生活にも活きていきます。 そして、その効果と意味を実感して頂きたいです。
これから結婚を控えているお二人、ご両親様、少しでも何か気になっている事柄、 「自分たち、息子、娘の結婚は本当に大丈夫なのだろうか?うまくやっていけるか?」と 不安を覚えたりすることがございましたら、この、「結婚前マリーガルカウンセリング」を受けてみてはいかがでしょうか?
結婚後のマリーガルカウンセリング
結婚後に、「結婚前マリーガルカウンセリング」というものを受けていれば、相手の性格や事情、
家庭環境、親戚・病気(精神病含む)など、結婚する前に解っていれば・・
結婚式を挙げたあの時、あの瞬間、二人は絶対、幸せになると誓ったはずだった・・
愛する二人の間の子供の誕生と幸せな結婚生活を描き、親族や友人からの祝福を得た二人は、
ずっと幸せが続くと信じていた・・と後悔の念にかられることがございます。
新婚生活が三ヶ月、半年と過ぎた頃から少しずつ感じていたパートナーの性格や行動、色々な事情。
「こんな人だったの・・」「こんなはずじゃなかった・・」 「結婚て何なんだろう・・」「心が全く通わない・・」「あの人に何を言っても、相談しても無理・・」
「こちらの意見を受け入れてくれない・・」「いつも一人で生活しているようだ・・」「孤独だ・・」「寂しい・・」
「なぜ、この人と結婚してしまったのだろう・・」そう感じる方は多いのではないでしょうか?

離婚は、結婚以上にエネルギーを使います。精神的にも体力的にも非常に疲れます。 そして費用も時間もかかります。 協議で解決できなければ、調停を起こします。 調停でも紛争が収まらなければ、訴訟にまで至ります。 かつて愛し合っていた二人は、 お互いの主張をとおします。自分を有利に持っていくために証拠を集め、嘘の発言もするでしょう。 それは自分を守るための防衛反応が働くからです。共に生活してきたパートナーから酷い言葉を浴びせられ立ち直れないほど 心が傷ついた人もたくさんいます。親権問題、養育費、財産分与や慰謝料、面会交渉権を得るために、どのくらいの能力と気力を使わなくてはならないのでしょう。
相手が大人の発達障害「広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)」だったら・・
最近は、自分のパートナーは「アスペルガー症候群」「ADHD」ではないかと相談に来られるクライエント様が増えてきましたが、
一概に「当てはまるものが多いから発達障害」とは言えません。
しかし、共に一緒に暮らしてきて、あなたが普通の感覚で生きてきた人ならば、
このパートナーの不可解な思考、コミュニケーションに悩み苦しんだのではないでしょうか?話し合いにならない、
思いどおりに事を運んでしまうパートナー。
言葉巧みに納得させられ、時に自分が全て悪いから、こんなふうになったのだと責められ、
「本当に自分が悪いのではないか?」とご自身を責めた日々もあったのではないでしょうか?人の心を理解することが苦手で空気の読めない人に悩み苦しんでいませんか?
私の所に訪れるクライエントの方々は別れることを最初から望んではいません。
修復が可能なら、話し合いの時間を持ち、解決への糸口を探しながら、お互いに譲歩しつつ 結婚生活を続けても構わないと思われている方もいらっしゃいます。
それはなぜか?
答えは・・結婚を決めたあの時に戻りたいと思うからです。
家族になったあの時、間違いなく共に歩んで行こうと入籍したのです・・
育った環境の違いや親、兄弟、親戚との関係。仕事や友人の前で振る舞う家族には見せない顔。
パートナーの態度や暴言、金銭的な問題に異性関係のトラブル。
未来は誰にも分かりません。結婚して初めて知ることも多いでしょう。
何が良いのかは分かりません。お子様がいらっしゃれば、幸せな家族関係を継続したいと思うのが普通です。
結婚生活を継続させるためには・・
最初に「結婚前マリーガルカウンセリング」を行い、ルールを決めることです。
そして未来を見越した上で、夫婦の約束事を形として残しておくことも一つです。
例えば、子供の面倒を看なくなった時、育児を妻に押しつけ夫だけが独身のように遊び回っている。
そんな時は休日のどこかで子供の面倒をみて、妻にも好きなことをさせてあげる時間を作る。違反した場合はペナルティを与えるとか・・
約束をことごとく破るようであれば、離婚時に証拠として提出するのもよいでしょう。金銭面で家庭に負担をかける夫、
妻はその時どうするのか?夫がリストラになったらどうするか?と二人で将来に起きるであろうことを想像し取り決めをする。
結婚を考えている二人なら、相手を思いやる気持ちが強いため、お互いを尊重し合うルールが出来上がると思います。
何年か時が過ぎ、お互いを思いやる気持ちすらなくなった時に、二人のルール決めは守られているのか?を
確かめていただきたいと思います。そして、修復可能な二人なら結婚した時の気持ちを思い出し努力をしていくでしょう。
これが「結婚前マリーガルカウンセリング」の強みであり、離婚を回避できる術だと思います。

問題は「結婚後マリーガル(夫婦円満)カウンセリング」です。 こちらは「結婚前マリーガルカウンセリング」を受けないで結婚してしまった場合です。
アメリカでは先に述べたように、結婚前カウンセリングを受けないと結婚届を受理しない市もあります。その意図は事前に離婚を防ぐということにあるのでしょう。
実際、夫婦のルールや約束事もなく、結婚前に気付かなかったパートナーの性格、金銭感覚のズレや、浮気癖がある、
自己中心的な考えの持ち主、自分勝手で誰の言うことも聞かない、理解できない精神異常な行動、
隠していたが実は精神疾患をもっていたなど・・
結婚後、配偶者の性格、環境など、しばらくしてから気付きます。
では、結婚前に本当に知らなかったかと言うと、付き合っていた時すでに、少しは疑問に思っていたり
、不安に感じたことがあったはずです。
嫌な部分や疑問もたくさんあったのですが、好きだったし愛していたからデリケートな部分を問い詰めることができなかったのかもしれません
。
また、打算的な気持ちがどこかにあって、あまり好きではない相手だが多少のことは目をつぶり、
安定した結婚生活が手に入るのなら我慢しよう。100%完璧な人はいないし、どんな人も妥協しながら相手に合わせながら生きているのだから大丈夫、
と不都合なことに蓋をして結婚に踏みこんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
離婚は、子供もいるし、金銭的にも別れた後が心配だし、良い人と巡りあえるかも分からない。
今よりも、もっと酷い生活が待っているかもしれない。
今はパートナーのことを本気で嫌いになってはいないし、できることなら離婚はしたくない。
修復できるところは互いに直していく努力をしたい。パートナーと共に今までどおり結婚生活を送りたい。
相手を尊重しながら、将来の二人のルールを作りたい。
そう思われている方は、是非「結婚後マリガール(夫婦円満)カウンセリング」を受けて、
将来の二人のルール、約束事を書面に残していただきたいと思います。