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カサンドラ症候群のカウンセリング

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アスペルガー症候群・ADHDをもつパートナー・家族(カサンドラ症候群)のカウンセリング

代表:久遠ナオミ

エテルノ代表の久遠ナオミです。
この度、アスペルガー症候群・ADHDをパートナーにもつカサンドラ症候群に陥ってしまわれた方、陥ってしまいそうな方々の支援をさせていただくことに致しました。 (アスペルガー症候群・ADHDについての詳細は、「アスペルガー症候群・ADHDとは?」で確認して下さい。

私がアスペルガー症候群・ADHDという大人の発達障害を学び始めたのは、アスペルガー症候群・ADHDが注目される以前で、十数年の法律事務所内でのカウンセリング経験、私のサロンでのクライエント様(承諾の上、今後事例をホームページ掲載予定)からの相談。特に離婚にまで発展してしまった事案からでした。当時、参考文献の少ないアスペルガー症候群・ADHDという障害を学ぶことで相談者、クライエント様に起こっているパートナーとの結婚生活、正体不明の違和感に共感できるようになりました。
近年注目されている高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・ADHDを含む)の概念は、その普及によって精神科臨床場面における診断、治療や教育の場面における対応に多大な効果をもたらしました。一方でこの障害をもつ人たちが、社会で生活する上でもっているさまざまな問題点にも光を当てることになり、さらには、この概念の普及があまりにも急速であったためか、高機能広汎性発達障害(特にアスペルガー症候群・ADHD)という用語が一人歩きし、種々の混乱をもたらしたことも事実です。昭和大学付属鳥山病院のアスペルガー症候群・ADHDを中心とする大人の発達障害の専門外来が2008年にスタートして以来、2014年1月時点で累計初診者が3000人を超えているそうです。 しかしながら、アスペルガー症候群・ADHDの本人に向けての支援は耳にしますが、その家族の対応はまだまだ少なく、その辛さを周囲にも理解してもらえず、孤立感、孤独感に苦しめられているパートナー・家族(カサンドラ症候群)が沢山いらっしゃるのが現状です。 カサンドラ症候群からの回復はこのアスペルガー症候群・ADHDの障害を受け入れることから始まります。



カサンドラ症候群の説明

◇ カサンドラ症候群

「カサンドラ症候群:カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラしょうこうぐん:カサンドラじょうどうはくだつしょうがい)」とは、アスペルガー症候群・ADHD(AS)のパートナー(主として夫)と情緒的な相互関係が築けないためにその配偶者(主として妻)に生じる、身体的・精神的症状を表す言葉です。
アスペルガー症候群・ADHDの夫を持った妻は、コミュニケーショがうまくいかず、解ってもらえないことから自信を失ってしまう。また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの夫への不満を口にしても、人々から信じてもらえず、その葛藤から、精神的、身体的苦痛が生じてきます。症状として偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力などがあります。

アスペルガー症候群・ADHD(AS)は男性が女性の4倍ほど多いため、カサンドラ症候群は妻の病気として書かれることが多いです。アスペルガー症候群・ADHDが女性である場合は、AS男性をAS女性に置き換えて読む必要があります。
ここでは、男性をAS、女性を非ASとして説明します。 カサンドラ症候群について理解を深めることは、決してASの人を否定したり差別を助長したりするためではありません。AS-非AS夫婦間に生じる問題の原因に向き合い、適切な支援を受け、パートナーのお互いがより良い生き方を模索するためです。カサンドラ症候群は妻だけでなく、家族、友人、会社の同僚にも起こるとされていて、カサンドラ症候群を知ることは、定型-非定型のコミュニケーションのあり方を認識することであり、つまりASの社会的認知度を高める手助けにもなると考えます。

(語源)
カサンドラは「人々から決して信じてもらえない予言者」のことで、ギリシャ神話に登場する、トロイの王女である。アポロンは彼女に予言の能力を授けたが、アポロンの愛が冷めて自分を去っていく未来が見えたカサンドラは、アポロンの愛を拒絶する。アポロンは「カサンドラの予言を誰も信じない」という呪いをかけてしまう。カサンドラは予言の能力を残されたが、未来の出来事を変えることも、予言の正当性を他の人たちに納得させることもできなかった。


努力で解決できるものではないことです。

私はアスペルガー症候群・ADHDのパートナーに「あなたのパートナーは○○星の宇宙人ですね」と言うことがあります。これはアスペルガー症候群・ADHDのパートナーと共に生活してきた人なら理解できるでしょう。アスペルガー症候群・ADHDの男性とその妻の関係は、よく例え話で説明されることがあります。ワシとシマウマ、サボテンとバラ、岩と岩に向かって流れる水、この例え話に共通していることは、努力で解決できるものではないことです。努力をするには相当の忍耐が必要です。 アスペルガー症候群・ADHDの人は「一見ちょっと変わっているけどいい人」です。実際にパートナーに持たなければわからない理不尽さやストレスが、いつしかパートナーの精神に変調をきたしてしまう。それはやがて、数々の肉体的な症状にも発展してしまいます。

私は大人の発達障害の家族、つまり夫や妻、恋人、同居している親、兄弟、子供達が多かれ少なかれ発達障害の人の言動や行動に振り回されてきたお話をたくさん伺ってきました。夫婦間不和、暴力(DV)、児童虐待などがみられるケースも少なくありません。アスペルガー症候群・ADHDの人は暴力を振るうということはありませんが、アスペルガー症候群・ADHDの方は育てにくいために虐待を経験しやすかったり、特殊性格ゆえにイジメを受けたりした方は、トラウマにより暴力を振るうこともあります。大人の発達障害というハンディがあることに本人も家族も気付いておらず、「本人のわがままで自己中心的な性格の問題」として片付けられてしまいます。 家族は「夫(妻)の言動にうんざりしている。夫(妻)は私のことを理解してくれない。物事をいつも自分流に行って、人の意見に聞く耳をもたない」など、強い不満を抱くようになります。

逆に発達障害の人自身も、自分の問題に気付かず、自分の家族がなぜそんなに自分に不満を持っているのかさえ、気付いていないことがあるのです。発達障害の人とパートナーは堂々巡りのケンカを繰り返し「口やかましい人、聞く耳をもたない人」という関係になっていきます。 発達障害の人がいると、家族は発達障害者に巻き込まれ、彼らの乱雑さや突発的な行動に家族全員が振り回され、その後始末に追われます。家族のニーズは後回しにされるため、家族の不満はたまるばかりです。家族全員が発達障害者のことをあきらめて、無視や放任状態にしたとしても、最後は家族に被害が及ぶため発達障害者の言動に合わせていくという方がたくさんいらっしゃいます。

クライエント様からの相談の中で一番危惧する問題は、発達障害を抱えている夫婦では、共依存的な関係が習慣になってしまう危険性があるということです。それぞれの自立や責任を犠牲にしてまで、相手に関心を注いでいる状態です。例えば、発達障害の人は自分が起こした問題をすぐパートナーのせいにしたりします。一方、パートナーはすべて自分の責任と思いこみ、トラブルの後始末も一人で引き受けるのが習慣になっています。

また、家庭内では自閉症を持った人のしつこさや自己主張の強さやこだわりが原因となったトラブルや、家庭不和の問題もあります。本人は自分勝手にしているつもりはなくても、結果的にそれで不和が生まれることになります。自閉的な特性の強い夫にはヒステリックな妻、というパターンが多く見受けられます。なぜ、ヒステリックな妻になるのでしょうか?それは話す内容も噛み合わず、自分の常識を根底から疑うような場面が日々の生活の中で起こるからです。 それを正そうと挑んでみても、こちらの気持ちや周りの人達の気持ちを理解してもらおうと努力しても、相手には伝わらないのです。配偶者が自閉的であると、自己主張やこだわり、しつこさで堂々巡りの会話が何時間も続くことがあります。 その結果、気分感情の波が激しくなりヒステリック妻になってしまうのです。 このような場合の夫は、社会的適応は比較的良く、幼少期から周囲と異なっているという感覚は持っているが、知的レベルの高い人が多く、本人の努力で一定以上の社会適応性を身につけています。その反面、家庭では本来の自分をさらけ出すため、妻や子供が迷惑を被ることになります。
外界から自分を閉ざしたパートナーと一緒にいると、姿は見えるのに存在が感じられず、妻は一緒に居ても一人ぼっちのように感じるのです。しかし、外から見るとパートナーは全てが普通であり、むしろ他の人には、アスペルガー症候群・ADHDの行動に悩む妻は、あれこれ指示するえらそうな妻に見られてしまうことが悲しい現実としてあります。

人によってアスペルガーの症状はさまざまです。穏やかな人もいれば、感情の激しい人もいます。一生懸命やっても仕事がうまくいかない人もいれば、有名大学卒や大企業に勤務する人もいます。アスペルガーの人は極めて論理的な思考の持ち主なので、構造化された環境で適職に就いた場合は、その力を発揮できる可能性があります。アスペルガーの人は知的には高いことも多いので、周囲が障害に気づかず、「ちょっと変わった人だな」と思われるだけで済んでいることもあるのです。それ故に、カサンドラ症候群の女性は悩みを他者に理解してもらうことが難しいのです。

同じ苦しみを抱えている方がたくさんいます。アスペルガーの配偶者と上手く過ごせる女性もいるかもしれません。お子様のことや色々な事情から一緒に居ることを決めた人もいるでしょう。でも精神的に追い詰められカサンドラ症候群に陥ってしまった方が多くいるのも事実です。

夫婦関係をより良く継続させるためには、どちらか一方だけの努力だけでは上手くいきません。話し合いがままならない関係に対しては専門家の介入という方法しか答えを導くことはできないでしょう。


お一人で悩まず足を運んでいただければと思います。

私は十数年間の離婚相談、メンタルケアカウンセリングから得た知識をもって、クライエント様の心の声を何か形にできないかと動き始めました。
パートナーがアスペルガー症候群・ADHDという障害をもっていることを理解し受け入れ、アスペルガーのパートナーと一緒に歩む道を選んだ方には、心のケアやカサンドラ症候群からの回復の方法(認知行動療法・別居のすすめや離れることなど・・)を一緒に考え行っています。

また、別れを決めた後の生活に悩んでいる方には、法律的な観点からのアドバイスを弁護士と共に行っております。

相談に来られて、新しい未来を歩き始めたクライエント様から「先生ここに来て本当に良かった。私のように悩み苦しんでいる人を一人でも多く助けてあげて下さい」と言っていただけています。今後も私なりにできる援助をさせていただこうと考えています。

まずは、勇気を出して一歩を踏み出しましょう。言葉では表しにくい正体不明の違和感や存在、「○○星の宇宙人」のお話を私に聞かせて下さい。そして「自分だけじゃないんだ!」と希望を持って下さい。
今後、アスペルガー症候群・ADHD、カサンドラ症候群、離婚へ向けてのセミナーを順次、開催していく予定でおります。
是非、お一人で悩まず足を運んでいただければと思います。